新 | わら床畳ができるまで

  1. その1 わら調達・保管

    使用するわらは契約農家(総社市、高梁市等)から
    調達している岡山県産です。
    わらは高く積み上げて一年保管し、その後使用します。
    一年保管することにより、虫の出にくいわら床になります。

  2. その2 製畳機でわら床製造(下配工程)

    わらこもと呼ばれるわらを編み込んだものの上に、
    縦方向にわらを均一に並べていきます。
    電動カッターで細かく3~4センチ切られたわらを、
    下配の高い部分、低い部分に手で入れていきます。
    その後、自動ムラ取り機により細かく切ったわらを入れます。
    ひと手間かけることにより、段差がなくなります。

  3. その3 製畳機でわら床製造(中配工程)

    切りわらの上に横方向にわら交互に並べていきます。
    その後、縦方向にわらを並べていきます。
    もう一度横方向にわらを交互に並べていきます。

  4. その4 製畳機でわら床製造(中配工程)

    最後に化粧配と言って縦方向にわらを交互に並べていきます。

  5. その5 製畳機でわら床製造(縫製工程)

    約50センチに積み重ねたわらを、
    製畳機で5センチの厚さに圧縮しながら縫います。
    弊社では、防虫紙を入れながら縫います。
    縫いながら、寸法通りに切ります。

  6. その6 わら床畳完成(断面)

    等級 配 縫い目 送り幅 重量 | 一級床 五段配 六分~七分(2cm) 35kg前後 | 二級床 五段配 七部半~八分半(2.5cm) 33kg前後 | 三級床 三段配 一寸前後(3cm) 30kg前後 | 等外品 三段配 一寸前後(3cm) 30kg前後

    弊社は一級床に該当する、六分縫い(目が細かい)、
    35kg前後(わら量を多く圧縮)で製造しており、弾力があり
    丈夫でもあります。

  7. その7 わら床畳完成(和室に設置!)

    築100年の御宅の和室です。わら床は復元力があるため、
    25年経っている状態でも気持ちよく使用していただいております。
    ※随時、畳表替、隙間・段差等の修復が必要